9月23日18時30分、JR新長田駅前にて、212回目の神戸水曜デモを開催しました。他にも行動があって参加者が減ることが見込まれましたが、今回新しく参加してくれた方も含めて7人の仲間と共に、日本軍「慰安婦」問題の解決を訴えました。

 

 いつものように、Fさんによる「水曜デモの歌」から始まりました。

 

 続くDさんからのアピールは、この秋からの国会で議論されるかもしれない売春防止法の改正について、性売買被害者の人権回復に資するような法律の実現を訴えました。


 厚労省が設置した有識者会議では、買春を勧誘する行為への罰則規定についてはおおよそ合意を得ていますが、買われる女性への罰則廃止については「誤った印象を与える」と否定され、なによりも性売買が女性に対する人権侵害であるという視点に立った議論が全くの不十分なままに終わりました。


 私たちが求めるのは、買う男性や性搾取する業者を処罰し、買われる女性を性売買により被害者として処罰することなく支援する法律です。


 Dさんのアピール原稿は彼のnoteにアップされています。ぜひお読みください。

 


 次にMさんがアピールしました。

 「『慰安婦』は売春婦だった」と主張する人もいるが、それは「性売買なら問題ない」ということ。日本軍「慰安婦」問題の解決を実現できないのは、日本の社会が性売買天国だからです。買春行為を容認している限り、日本軍「慰安婦」問題の解決はありません。


 この秋から売春防止法の改正が国会で議論されます。

 現行法では売る側の女性は処罰されますが、買う側の男性は処罰されません。しかも性交以外の類似行為はザル法で、事実上性売買が野放しになっています。日本はAVや児童ポルノが氾濫し、男性の性売買経験者は60%にも上るという数字もあります。厚生省の有識者会議の議論でも、性売買禁止に対しては後ろ向きでした。生活に困る女性がうまれるとか、地下に潜るとか、公が立ち入るべきではないとか、同意の有無が分からないとか、反対意見が多かったそうです。けれども「生活に困っているから性売買する女性がいる」……このことこそが問題なのではないでしょうか? 

 金を払うことで同意のない性交意を強要できるのが、性売買です。性売買とは本質的に性暴力です。

 


 先月から久しぶりに参加してくれているTさんからも、アピールしてもらいました。

 日本で性を買う男性はどのくらいいるのか。実は公文書から判明しています。1924年に内地の貸座敷にあがった男性の数は約2340万人。当時の内地の成人男性が1606万人です。つまり成人代が1年で1.5回、女性の性を買ったということになります。今は計算できません。何人の男性が何人の女性を、1年に何回性を買ったのか、皆目わかりません。

 大阪の繁華街では13歳や14歳の女の子が集まっています。なぜ13歳や14歳の女の子が性を買われるために行くの?


 いまは格差社会。家庭ではお金がなくてDV。小さな子どもが家に居場所がなくなる。今日食べるもの、今日泊まれる場所がなくて繁華街に行く。男性たちはすぐによってきます。学校でも児童相談所でも話を聴いてもらえない小さな子どもたちが性を買われていく。この格差社会で、そんな女の子がどんどん増えていっています。これは優しさとか、助けてあげるという問題ではありません。


 この秋、売春防止法が改定されます。検討委員会では女性の人権、女性の尊厳はことごとく切り捨てられました。女性の性を搾取する業者の代表が意見表明をする、そんな状況です。日本には人権も尊厳もありません。ことごとく無視されています。

 女性の人権、女性の人権に向き合った売春防止法の改正を求めます!

 


 Fさんの歌のアピール。1曲目はピンクレディの『SOS』、2曲目は『花嫁』の歌詞を日本軍「慰安婦」被害者の人生に置き換えた『少女たち』を熱唱しました。

 

 そして最後に、「パウィチョロン」(岩のように)を踊り演奏し、212回目の神戸水曜デモを終わりました。

 

 次回の神戸水曜デモは10月21日(水)です。

これまで第4水曜日に開催していた神戸水曜デモですが、来月以降は第3水曜日に変更となります。


 また10月25日(日)14時から、神戸学生青年センターにて、吉見義明さんを神戸にお招きして「買春する帝国~日本軍「慰安婦」問題の解決を阻むものとは?」と題した講演会を開催します。貴重な機会となりますので、ぜひともご参加ください。

 よろしくお願いいたします。