〈報告〉第210回神戸水曜デモ報告 (2026年8月18 日)慰安婦」問題を考える会・神戸
8月18日18時30分、JR新長田駅前にて、211回目の神戸水曜デモを開催しました。久しぶりに参加してくれる仲間もいて嬉しく、7人の仲間と共に、日本軍「慰安婦」問題の解決を訴えました。
いつものように、Fさんによる「水曜デモの歌」から始まりました。
続くDさんからのアピールは、8月15日の「終戦の日」における高市首相の発言や行動について批判する内容でした。本来であれば8月23日に開催予定の8.14日本軍「慰安婦」メモリアルデー企画「女性国際戦犯から買春者処罰へ~性売買の連鎖を断ち切るために」を紹介する内容で事前に準備をしていたそうなのですけれど、8月16日の朝刊を見て腹立ちが収まらず、発言原稿を作ったそうです。Dさんはご自身のおじいさんの戦死のことも交えながら、本当の慰霊とはどうあるべきか、熱く語りました。
Dさんのアピール原稿は彼のnoteにアップされています。ぜひお読みください。https://note.com/redress814/n/n782b7f0e36bf
次にKさんがアピールしました。最初に買春者処罰について語りました。元高校教員のKさんは若い時に買春していたことにも触れ、女性の尊厳を踏みにじる恥ずかしい行為だったと振り返りました。そして男性たちに向けて、性売買は人権侵害だということをよく考えて欲しいと、強く訴えました。
「高校の教員が買春を?」と驚かれる女性もいるかもしれませんが、男性なら驚くに値しません。買春は男性にとっては現在でも当たり前の「文化」であって、特別な行為ではありません。自分の教え子と同じくらいの年齢の女性の性を金銭を支払えば買えるということが異常ではない社会のほうがおかしいのです。それが人権侵害であると気づく機会もありません。だからこそ、私たちは買春者処罰が正しいと信じています。(そういうことにちゃんと向き合ってアピールできるKさんが、むしろすごいです。)
そして8月15日の高市首相の態度に触れ、「歴代の自主民党政権は中国政府とも対決せず、経済的利益を優先する政策を採ってきた。安倍首相ですらそうだった。高市首相は保守とは呼べない。保守というのであれば、先輩たちが築いてきた政策を継承すべき」とスピーチしました。
久しぶりに参加してくださったTさんが、脱性売買社会を実現しようと力強く訴えました。性を金銭でやり取りすることの本質的な危険性を、以下のような言葉で表現されました。
《日本が敗戦後まっさきにやったことが慰安所の設置だった。日中戦争以来採り続けていた政策を進駐軍に対しても行い、世界の笑いものになった。そしてその時の男尊女卑の感覚がいまにも引き継がれていることが、私は悲しい。身近な男性が尊敬できなくなることが、かなしい。性は自分のもの。同意の有無にかかわらず金銭の力によって売買される。それが日本社会の常識となっている。まだ若い少女たちが、50代、60代のオッサンに買われている。なぜ?
格差社会が幅を利かせている。生きていくことが困難な少女たちが、経済的な理由から、性を売らざるを得ない状況に追い込まれている。女の子と何人かが並べさせられ、男たちは「どれにする?」「ボインがええか」……少女たちは人間として扱われていません。金を持っているというただそれだけで、少女たちが男たちの性のはけ口にされてしまう。とても悲しいです。悔しいです。
本来人間はあたたかな感情を持ち、愛情を持っている。愛情の交換をもって性はやり取りされるもののはず。女性がカネで買われるということは、悲しいとか悔しいだけではなく、女性の心が崩れていくのです。人生が壊されてしまいます。長く神経をやられてしまいます。
男性は知ってください。同意をしないセックス(=金で買われるセックス)が、どれだけ心に傷を与えるか。どれだけ心が崩れていくか。どうか男性は事実に向き合ってください。》
続いてFさんから昭和歌謡替歌のアピールです。「昭和天皇死んだのさ」と「黒い雨上がりの夜空に」を歌い、街行く人に訴えかけました。
そして最後に、「パウィチョロン」(岩のように)を踊り、211回目の神戸水曜デモを終わりました。
8月の水曜デモのあとの日曜日、8月23日に金富子さんをお招きして8.14日本軍「慰安婦」メモリアルデーの集会を開催します。「女性国際戦犯法廷から買春者処罰へ~性搾取の連鎖を断ち切るために」を題して、2000年女性国際戦犯法廷の現在的意義を学び、性搾取を廃絶するために何ができるのかを考えます。