日本政府はさる1216日、国家安全保障戦略、国家防衛戦略、防衛力整備計画の安保3文書を改訂し「敵地攻撃能力」、いわゆる「反撃能力」を保有することを決定した。日本政府が主張する「反撃能力」は国内外の抗議に対して「反撃能力」と名称を変えただけで、事実上は北朝鮮、中国、ロシアなどの基地をミサイルで直接打撃する先制攻撃に他ならない。これで日本の専守防衛原則は完全に崩れ、平和憲法は骨抜きにされた。



 

 日本政府は「敵基地攻撃能力」行使のため、今後5年間で国防費をGDP2%まで大幅引き上げすると発表した。増額された防衛費は、米国産ミサイル500基輸入、日本産「12式地対艦誘導弾」の射程距離を1,000km以上伸ばすなど、長距離ミサイル確保に使用される。とくに米国産トマホークは1991年湾岸戦争、2001年アフガン戦争、2003年イラク戦争、2011年リビア空襲作戦、2017年シリア空襲作戦 など、最前線の敵陣を攻撃するのに使われたミサイルだ。

 



 私たちは、日本政府が東アジアに戦争を引き起こすのではと深い憂慮を禁じえない。 日本防衛省は、「反撃能力行使に韓国の許可は必要ない」と発言した。 韓国政府の意志とは無関係に、「対北朝鮮先制攻撃」も韓半島「再侵略」も可能になったと宣言したのだ。日本政府の歴史歪曲は日毎に酷くなっている。いまだに強制動員、日本軍「慰安婦」を認定せず、軍艦島、佐渡鉱山などのユネスコ世界遺産登録で自らの戦争犯罪を隠蔽するのに先頭に立っている。この日本が再度武器を握ることになったのだ。

 



 日本の再武装と軍国主義の復活の企図は、東アジアの平和を危うくしている。日本の戦争犯罪で犠牲になった2000万アジア人の血の代価である平和憲法を日本は破壊するな! 東アジアの平和と日本の平和のため、敵基地攻撃能力保有を撤回せよ!

 


 日本は平和憲法破壊を止めよ!日本の「敵基地攻撃能力」保有を糾弾する!


 日本は軍国主義復活の企てを中断し、戦争犯罪、植民支配を謝罪せよ!


 日本の軍国主義を容認する韓米日軍事協力に反対する!



 20221220



 韓日歴史正義平和行動