第8回世界日本軍「慰安婦」メモリアル・デー世界連帯集会、第1452回日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜集会記者会見・経過報告


2013年8月14日、第1087回水曜集会が第1回世界日本軍「慰安婦」メモリアルデーを期して世界連帯行動の日と宣言されて以来、8回の「世界連帯集会」が取り組まれました。今日の第8回世界連帯集会には、11カ国33都市の118団体が共同主管団体として参加しています。


まず、この間の「正義連事態」で心配をおかけしたことについて、この運動と共にしてこられた多くの国民と世界の市民の方々、誰よりも日本軍「慰安婦」被害生存者であり女性人権運動家であるハルモニたちに、いま一度頭を垂れてお詫びいたします。思いがけず心を傷つけてしまいましたことを大変苦しく思います。根拠のない様々な憶測や蔑視に対して、運動の真意と 真実を擁護し、正義連の手をしっかり握ってくださった市民の皆さまには、深く感謝いたします。 収まることのないコロナウイルス感染症の拡散と、長引く水害によって、被害を受け苦しんでいる皆さまにも連帯の気持ちを送ります。


2020年5月7日以降これまで続いている検察捜査とマスコミ報道について簡略に経過を報告いたします。


まず、保守派団体による無差別な告訴・告発、マスコミから提起されたいくつかの疑惑を中心に検察の捜査が始まり、5月20日と21日の両日にわたって正義連の事務所と博物館、シムト「平和の我が家」に対する家宅捜索が行われて以来、現在まで捜査が続けられています。数十個の質問項目からなる書面質疑書に夜を徹して誠実に答え、一週間に何度も参考人として出頭し、終日の調査にも応じました。捜査の方向が変更され、その対象と範囲が拡大されるにつれ、正義連の会計担当者はもちろん、被害者支援業務の担当者、療養保護士(介護士)、被害者の遺族、寄付者、過去に挺対協・正義連と少しでも関わりのあった多くの方たちが、検察からの電話や呼び出しに応じ、捜査に協力してきました。時には強圧的に感じられる調査態度や無理な粗探し的な捜査など、到底理解し難い進行過程があるにもかかわらず、私たちは召喚と質疑に最大限協力しています。



正義連の誤りに対する世論の批判は大変痛く辛いものでしたが、過去を振り返り省察する機会を与えてくれるものでもありました。ただ、一部のメディアは、被害者と活動家、活動家と遺族の間を引き裂き、自ら提起した「疑惑」を「確認された不正腐敗」に、偏った「意見」を「真実」に塗り変え、団体と運動の道徳性と真正性を深刻に毀損しました。これに対し、正義連はやむを得ず、無責任なマスコミ報道から歴史的真実と運動の正当性を守り、より責任ある成熟した大韓民国のジャーナリストの姿勢を求める趣旨で、まずはマスコミ7社の記事8件、次にマスコミ4社の記事5件に対して、訂正報道と損害賠償を求める調停を言論仲裁委員会に申請しました。このうち、記事の削除、訂正報道、反論報道、見出しの修正など、11件の記事に対して調停の成立または強制調停の判決を受けることができました。



この過程で、日本軍「慰安婦」被害生存者たちのシムト「平和の我が家」の孫英美(ソン・ヨンミ)所長が、6月6日、坡州(パジュ)の自宅で息を引き取りました。故人の痛々しい別れの後も、さまざまな予断や憶測、責任転嫁やプライバシー暴露、遺族や活動家に対する人権侵害的な接近に至るまで、一部のメディアや政界による非常識な世論操作が、魔女狩りのように続けられました。



惨憺たる思いでした。

正義連の活動家たちだけでなく、この運動に参加してこられたすべての方々にとっても、衝撃と苦痛の時間だったはずです。だからといって、悔しさと怒りの感情ばかり口にしたり、抗弁と釈明ばかりしているわけにもいきませんでした。初期の精神と、初心に立ち返り、未熟だった部分、足りなかった部分、逃してしまっていた部分を振り返り、運動の歴史と意味を継承しつつ、被害生存者と市民の心をもう一度結集させ新しく跳躍するための努力を傾けています。青少年と青年のための未来志向的な正義連の構造、持続可能な活動と連帯の拡張のための具体的な方策を模索しています。



第一に、会計管理体系の改善策を準備しています。

正義連は7月の1ヵ月間、公益会計士ネットワーク「マルグン」(맑은)に会計管理システムの改善案策定を依頼し、最終検討報告書の提出を受けました。正義連の会計と税務、公示業務処理の手続きと内部コントロール手続きを改善・補完することで、当財団の会計公示の正確性と信頼性を高めるためでした。「マルグン」は、以下のような改善方向を提示しました。



①業務の効率性の増大:2019年の会計業務、税務業務、公示業務と、2020年現在の当財団の会計管理水準は、全般的に良好な方であると評価しました。ただし、限られた人的資源では内外からの要求水準を満たすには限界があるため、一部に集中されている業務量を縮小し、会計・税務・公示業務の間のバランスを調整することで、業務の効率性を増大させることを提案しました。

②内部コントロール手続きの整備:業務効率性の増大に伴って発生する恐れのある内部管理の脆弱点を補完するために、会計関連の主要な内部コントロール手続きを整備し補完することを提示しました。

③会計公開資料の正確性と十分性の向上:内外の利害関係者との意思疎通を強化する方策を用意して、会計公開資料の正確性と十分性の向上を模索することを提案しました。



第二に、正義連の組織と事業、活動に対する点検と診断を通じた改善案を作成し、日本軍「慰安婦」問題解決運動の歴史と意味を発展的に継承するために、「省察とビジョン委員会」を設置しました。



今日の世界連帯集会兼第1452回定期水曜集会の場で、「省察とビジョン委員会」の構成と目的、これまでの活動内容と方向について、簡略に説明させていただきます。委員のお一人であるチェ・グァンギさんが報告してくださいます。


再び困難な道を歩み始めた私たちにどうか良い意見を提示されたりご一緒くださいますよう、心よりお願い申し上げます。正義連は市民の皆さんの力を信じて謙虚な気持ちで前に進みたいと思います。


2020年8月12日

正義記憶連帯 理事長 李娜栄(イ・ナヨン)