尹美香[ユン・ミヒャン]が送る『ナビ[蝶]の夢便り』2号

「ハルモニと手をつなぐ20万人同行者になって下さい。」
(韓国語原文 http://blog.daum.net/hanagajoah/1672

2017.3.3
『ナビの夢』便り第2号は、このように訴えて始めようと思います。

 私は、今年から挺対協の常任代表の職を辞めて、共同代表として活動に参加することにしました。その理由は、2015年の韓日合意以後、韓日合意を無効化して正義ある解決をするために設立された正義記憶財団の常任理事を引き受け、その活動に力を注ぐためです。正義記憶財団が設立される他なかった屈辱的な「2015韓日合意」、その新たに登場した障害物を必ず取り除き、ハルモニたちには、真の人
権と名誉回復、真の解放の喜びを抱くようにして差し上げ、私たちの未来の世代には、平和な世界を譲り渡すために、また別次元の力を尽くすことにしました。

 正義記憶財団は、今年、20万人同行者参加キャンペーンを積極的に繰り広げる計画を立てました。未だに、日本軍性奴隷制の犠牲にされた女性たちの全体被害の規模も知ることができませんが、その被害者のハルモニたちと一緒に手をつなぎ、正義ある世の中を目指す解放の道を作っていくことができる20万人の同行者の参加が切実に必要です。正義記憶財団は、その20万人同行者と共に、2015年日韓合意を堂々と乗り越え、希望を創って行こうと思います。

 20万人同行者になれる方法は、お1人のハルモニと手をつなぐとき、1年に5万ウォンの一時金を後援します。1年に50回、水曜日にハルモニたちが街頭に立つ度に、同行者は、毎水曜日千ウォンの後援金を約束します。1人が幾人かのハルモニと手をつなぐこともできます。あるいは、1年に5万ウォンを後援するのは負担になるとお感じになられる場合には、自分たち事務所の者たちが、自分たちの村の人々が、自分たちの家族が、少しずつ集めて、お1人のハルモニと手を握る後援金5万ウォンを集めることもできます。そのように集められた20万人同行者後援金は、必ず! 韓日合意を無効化するために、ハルモニたちを支援し、正義ある解決を行うために使用されるでしょう。私たち市民の力! 20万人同行者になって下さい。
* 20万人同行者になる方法をご案内いたします。
* 正義記憶財団20万人同行者になる。https://goo.gl/2ZsBm4
* 一時金後援する:国民銀行069137-04-014198正義記憶財団


【事務所の状況】

1. 変りなきその男性の声、事務所の女性活動家たちは、毎日電話による暴力を受けています。辛いです。一日も欠かさず電話を掛けるその男性、「私は録音しています。」と言って始めるその電話、何故水曜デモをするのかと問いただし、少女像をなぜ建てるのかと問いただします。この歴史否定の泥沼によって生じている幾つもの傷、私たちは皆、歴史によって互いに傷つけたり傷つけられたりすることがないよう、皆が平穏に過ごすことができるその日が早く来ることを願い、毎日、毎日、駆けまわります。

2.「被害の当事者に、そしてその家族に、被害者たちと同時代を生きている私たちのすべてに、平和な慰労となる解決の道」を考え、話し合う時間を持っています。2015年12月28日以降、和解癒し財団が10億円を日本政府から受領した後、そのお金でハルモニたちとその家族に1億ウォンずつお金を渡したという報告が出た後、また別の辛い出来ごとが広がっている事務所です。ニュースで、あるハルモニの甥が、ハルモニの同意なしにお金を受け取ったという記事が出ましたが、その記事が出るや否や、もしかしてお金を受け取った被害者の名簿が公開されないだろうか、本人の名前が人々に知られないだろうかと、心を痛め、気を揉まれるハルモニの電話もあります。本当に胸が痛いことです。ハルモニとその家族のせいではなくて、事をそのようにした政府の責任なのですが、どうしたことか私たちの社会は、何だかんだと被害の一番の中心に被害者たちが置かれるようになります。しかし被害者たちの人権擁護者になろうと進み出る方々は多く、「お金」の受領者数が出ても全く動揺しない多くの、数多くのナビたちがいて実に心強いし、私たちの運動が実に多くの役割を果たしたみたいで、やりがいを感じます。

3. 2月の最初の日が、水曜日で始まりました。2月の1カ月は、挺対協も総会がある月であり、正義記憶財団も理事会がある月です。財団は、定期理事会を控えて、2月16日に会計監査の日程まであって、多くの日々を夜遅くまで事務所の灯りを付けなければなりませんでした。そうしていたら、新年が始まったのに、引き続き2016年の場所をぐるぐる回っているようなそんな感じがしました。それにもかかわらず、ソウル市麻浦[MAPPO]区城山[SONGSAN]洞39-3番地の女性たちは、止まらずに継続して動く活動を繰り広げようと頑張りました。それで、活動家たちのエネルギーもかえって一層多く消費された、そのような1カ月でした。皆様の激励が必要な月でもあります。2月の1カ月間、どのような活動によって始まったか、一緒に後追いして下さい。


【財団の会議】

1. 2月3日、財団企画委員会の会議を持ちました。池銀姫[CHI UNI]理事長の司会で進められ、金[KIM]チャンロク、尹美香、尹ホンジョ、李[I]サンヒ]、鄭[CHONG]ガンジャ委員が出席し、2時間の間、理事会で議論する2016年の決算と事業報告、2017年の事業計画と予算案について、事前審議をして議論をしました。その他にも、3月中旬に国内封切りを控えているドキュメンタリー映画「アポロジー(謝罪)」の配給会社が、収益金の一部を財団に寄付することにし、財団を共同配給会社にしたいという提案について審議し、理事の皆さんの同意を得て受諾することを決議しました。企画委員会は、金グムオク、李娜榮[NAYONG]、李サンヒ理事も委員として一緒にやっているのですが、今回の会議には、他の日程と重なり、やむを得ず委任状によって一緒しました。

2. 2月24日、定例理事会を開催しました。正義記憶財団定例理事会は年4回、2月、5月、8月、11月(四半期)に持ちますが、今回の理事会は、2017年の事業計画と予算案を承認する会議です。企画委員会で事前審議して上程した2017年の事業計画と予算案を審議しました。


【寄付便り】

1. 正義記憶財団の2017年の後援会員拡大と資金作りのために、ソウル市に寄付金品募集許可申請書を提出し、最終的に2月27日、ソウル市から寄付金品募金団体に登録されたという公文書を受け取りました。今や、財団の本格的な目的事業を遂行するための財源確保のため、財団の後援会員だけでなく、不特定多数に向けても募金活動をすることができるようになりました。
募金口座:国民銀行069137-04-014198、日本軍性奴隷制問題を解決するための正義記憶財団

2. 「女性時代」という団体からのメールが届いていました。大変慎ましい心が読み取れる感動の手紙でした。「寄付金を渡したいです。」というタイトルなので、とても嬉しくて急いでメールを開けました。「女性時代」という団体なのに、「法人でもなく、かといって市民団体でもない普通の人たち同士のささやかな心を込めてお届します。」とあり、「キーホルダーを製作する直前には、日本軍『慰安婦』被害者を考慮しない韓日間の合意を非難する議論がなされていて、そのニュースを聞いてとても腹が立って、何か助けになることがないか悩みましたが、キーホルダーを製作して販売しようと思います。そして、その収益金を渡したい」という内容でした。数回連絡を交わした後、2月1日の水曜デモに直接参加して、1,686,438ウォンを手渡して下くれました。 「ハルモニたちにも、私たちにも、いち早く暖かい春がやって来ることを念願します。」という手紙まで準備してきて読み、参加者に感動の心を共有させてくれました。


3. イソル化粧品が25,000,000ウォンを正義記憶財団に伝達:イソル化粧品(代表:黄[HWAN]ソンジン)は、2015年韓日合意後、最近まで続いている様々な惨憺たる現実に直面しながら、どうすれば日本軍性奴隷制の被害者たちに、そして私たちの将来の世代に希望を伝えることができるのか悩んだ末に、イソル化粧品の製品のうちの特定の品目である「大容量ガラクトース・ミセス・パワー・アンプル」を選定して、収益金の全額2,500万ウォンを正義記憶財団に、イスル希望基金として伝達して下さいました。以後も、収益金伝達は継続されます。
イソル化粧品が後援してくれる希望基金は、海外の平和の碑建立拡散など、イソル化粧品が指定する活動のために使用される予定です。顧客たちの消費活動と労働者の生産活動の成果が、私たちの社会のまた違った所に希望の花を咲かせるこのような企業が、より多くの人々に記憶され、より多くの人々の慰めと喜びになればいいですね。

4. 朴元淳[PAK WONSUN]ソウル市長が、日本軍性奴隷制の被害者千人と手をつないで、昨年、スウェーデンの「イエーテボリ持続可能発展賞」を受賞して受け取った賞金5千万ウォンを、「日本軍性奴隷制被害者たちと手をつなぐ20万人同行者」参加基金として渡して下さいました。1990年代の初めから、日本軍性奴隷制問題を解決するための法的支援活動に参加し、日本政府と責任者に有罪を宣告した国際的な市民法廷である「2000年、日本軍性奴隷戦犯国際法廷」で、韓国側の検事として活躍もしてきた朴元淳市長は、ソウル市長当選後もしばしば被害者たちを訪ねて励まし、慰めてこられ、被害者たちと共に不当な2015韓日合意に反対することの先頭に立ってきました。最近、朴元淳市長は、「20万人同行者」募金キャンペーンの趣旨に深く共感し、被害者千人と手をつなぐことを決意し、「イエーテボリ持続可能発展賞」の賞金を手渡すという寄付の意思を財団側に表明しました。これに引き続いて朴市長は、去る2月23日、日本軍性奴隷制の被害者金福童[BOKTONG]ハルモニと吉元玉[KIL WONOK]ハルモニを昼食会に招待し、直接書いた手書きの色紙を手渡すなど、感謝と連帯を表し、このような寄付の意思を直接ハルモニたちと財団の関係者たちに説明しました。

5. それ以外にも、2月1日から28日まで、正義記憶財団に後援して下さった方々は大勢です。心から感謝の気持ちを、ナビの夢便りを通してお届けします。

* 鄭ギョンア、夢の学校民会、正義党の沈相奵[SIM SANGJONG]議員、秋恵仙[CHU HESON]議員、黄ソニュ全北平和の少女像建設推進委、議政府[WIJONGBU]虎院[HOWON]高校歴史サークル「ヒストリア」(₩213,000)、郭[KWAK]ドンヘ、白[PEK]ジョンチャン、金ソヨン、元[WON]ジュソン、南漢[NAMAN]中学校、金ミジン、金スンジュン、李ジウン、金ウヨン、李ミジョン、金ソンギョン、マリーモンド。

* 20万人同行者に、殉教福者修道女会、王[WANG]インスン、李ミョンジン、李デヨ、安[AN]ミョンスン、ユ・ジョンファ、朴チャンギ、趙[CHO]フィドン、鄭ジンギョン、許[HO]ウォンスク、郭ウンジョン、尹ヒェホン・ガブリエル、金イグァン、鄭チャンナム、イムシル教育郷(₩2,000,000)、禹[U]ウンシク、高[KO]ウンビ、韓[HAN]デタックの皆さんが参加して下さいました。

* 毎月の定期的後援に、権[KWON]オヒョン、金ドンヘ、金ヨニ、ノ・ミソン、ユ・ウンスク、白ソックン、孫[SONG]インテク、呉[O]ギュミン、元ジウ、尹フイソプ、李ギップン、李娜榮、李ヒョンジュ、チャン・ドンマン、チャン・ヘジ、崔[CHE]グァンギ、崔ミンジ、韓サンフン(ヒャンムク師)、韓スルギ、郭ドンヘの皆さんが、毎月の定期後援をして下さいます。


【支援便り】

1. 正義記憶財団は、祝祭日を控えて被害者たちを訪問して支援しました。





































2. 未来世代に希望を与える奨学事業を開始しました。

* まず、被害者の遺族の中から選定して支援する「金学順[HAKSUN]奨学金」は、文必琪[MUN PILGI]ハルモニのひ孫である鄭ジェヨン君(高校1年生入学)を選定し、上半期学費等支援金300万ウォンを渡しました。鄭ジェヨン君は、文必琪ハルモニが大変大事に育てた鄭ヒョンチョルさんの次男であり、ハルモニが生きておられた時、負ぶって育てたひ孫であり、私たちにハルモニに対する懐かしさを抱かせる学生でもあります。このような形ででも、ハルモニに対する私たちの心を伝えることができて実に嬉しいです。

* マリーモンドが財団に設置した「マリーモンド・ピースガードナー1期奨学金」を、金ジュヒさんに、「李順徳[SUNDOK]奨学金」として300万ウォンを支給しました。ピースガードナー奨学金は、期ごとにハルモニの名前を付けて奨学金を設置し、渡すことになりました。


【ハルモニ便り】

1. ソウルの崔*レ・ハルモニは、96歳でいらっしゃいます。療養院#1にお入りになってから、既に数年が経過しています。2月7日に挺対協の活動家たちが、ハルモニのお好きなユッケを包んで訪問しました。ハルモニは、もともと口数が少なくていらして、どれほどお好きなのか^^ 健康でいらっしゃるのか、何処かお悪いところがお有りにならないか、お尋ねしても、目だけを合わせて静寂が流れる時がありますが、今回もやはり同じでした。他のことは、比較的健康でいらして、脚が随分痛くて車椅子に乗って行き来されるので、随分もどかしくていらっしゃるようです。病室から出るときには、車椅子に座ってエレベーターの扉が閉まるまで、手を振って下さいました。
(訳者注)#1 日本の特別養護老人ホームに似た施設です。

2. ソウルの李*フィ・ハルモニは、89歳でいらっしゃいます。挺対協の活動家たちが2月7日にハルモニのお宅を訪問すると、ハルモニは、他の日よりも明るいご様子で、寒いのにどうして来たのかとお尋ねになり、冷たい手を握って下さり、手がカチカチに凍ったと心配されます。髪をきれいにひもで束ねておられましたが、活動家たちが行くと言うので、きれいに見せようと束ねたとおっしゃいます。^^

ハルモニのお宅は、いつものように香の匂いがほのかにします。いつも訪ねてくれ、必要な物も支援してくれるとして、挺対協の活動家たちにありがとうと挨拶されるときにも、気を付けて行きなさいと見送りをして下さるときにも、いつも合掌をなさいます。

3. ソウルの尹*マン・ハルモニは87歳でいらっしゃいます。2月7日に挺対協の活動家たちがハルモニのお宅を訪問したとき、ハルモニは脳卒中が起きて病院に入院されていて、退院された日だったのです。いつもそうされているように、椅子に座って活動家たちを迎えて下さいました。また、いつ熱が上がるかもわからないと、娘さんが心配されます。「ハルモニ、随分お辛かったでしょうね?」とお尋ねすると、「ウン、病院へ行ったが、今日退院した。」とおっしゃいます。私たちが準備してきたイチゴを1個召し上がり、「随分美味い。」とおっしゃりながら召し上がられ、娘さんも私たちも驚きました。ハルモニは、ひどくお辛くてそうなのか、お顔が以前より随分とおやつれになり、気力も無いように見えました。私たちの心配が深まります。

4. 慶尚[KYONGSANG]北道浦項[POHANG]の朴*クン・ハルモニは、90歳でいらっしゃいます。2月9日にハルモニのお宅に入って、「ハルモニ〜」と呼ぶや否や、部屋の扉をサッと開け、「誰だい?」と言って出てこられて、急に涙が浮かんでお拭きになりました。ギュッと抱きしめられ、活動家たちを部屋に連れて入られます。ハルモニが、直接たきぎ集めをして庭に積み上げて火を付けるオンドル部屋は、とてもポカポカしました。ボイラーを設置したのにお使いにならず、90歳になるまで、たきぎ集めに通われるハルモニでいらっしゃいます。あまりにも危険で大変だから、たきぎ集めにお通いならないようにと申し上げても、人はつつましくあるべきで、また行くだろうとおっしゃいます。ハルモニを車にお乗せして、10分ほどの距離の市場に行き、食事を差し上げると、「暖かくて実にいい。ああ、美味しい」とおっしゃり、スープまですっかり平らげられました。節々が太くなった指が、ハルモニの疲れた人生を考えさせます。

5. 大邱[TEGU]の李*オク・ハルモニは、94歳でいらっしゃいます。2月9日にハルモニを訪ねてお会いしました。訪ねてお会いする前に、息子さんと電話で話をしたら、ハルモニは、ここ数日気力がひどく衰えられたと言われましたが、本当にハルモニのお顔の様子が良くないように見えました。痩せられたようで、顔に何か沢山できたみたいで、顔色も良くありませんでした。介護者の言葉によると、今日は認知症の症状が一層ひどくなっていらっしゃるといいます。私たちにも、いつもとは少し違って、敬語を話されます。
それでもベッドの上に背筋をまっすぐに伸ばして座ってお話になり、冗談もよくされて、お笑もされるので、それだけでも慰めになります。「ハルモニ、健康でもっともっと長生きされなくてはね」と申し上げると、ハルモニは、拳を上げて、「オー!」と叫ばれます。

6. 大邱の李*サン・ハルモニは90歳でいらっしゃいます。2月9日に挺対協の活動家たちが、ハルモニを訪ねてお会いしました。ハルモニは、相変わらずお元気で、りりしいお姿で出迎えて下さいました。美しく化粧もされ、髪も黒く染められました。脚が痛くて電動車椅子に乗って行き来すること以外は、悪いところもないとおっしゃいます。ハルモニが健康でいらして本当に良かったし、これからもずっとこのようにもっともっと長生きなさって下さいと申し上げると、目標は100歳まで生きることだとおっしゃって、お笑いになられます。ハルモニの願いが成就しますように。

7. ナヌム[分かち合い]の家のハルモニたちを、2月14日に挺対協と正義記憶財団の活動家たちが訪ねてお会いました。

ハルモニたちは、昼食を召し上がった後、居間に集まって座っておられました。新しい活動家たちが挨拶も申し上げ、ハルモニたちのお顔を見せて頂きに来ましたと申し上げ、「明けましておめでとうございます」と大声で言いながら、そろってチョル[伝統形式のお辞儀]を差し上げました。ハルモニたちは、拍手をして下さいました。体の具合が悪いというお話、運動を熱心にされているというお話、前の水曜デモに熱心においでになって出会った他のハルモニたちのお話、ハルモニたちの前にバラバラと集まって座り、話を交わしました。永らく水曜デモにおいでになれないハルモニたちは、他のハルモニたちにお会になりたいご様子です。金君子[GUNJA]ハルモニは、同い年であるシュイムト#2の金福童ハルモニに会いたいとおっしゃり、李玉善[OKSON]ハルモニは、吉元玉ハルモニと会いたいとおっしゃいます。
(訳者注)#2 シュイムトは「休息所」という意味の一般的な名詞ですが、ここではソウル市麻浦[MAPPO]区延南[YONNAM]洞にある挺対協が運営する施設を指しています。金福童ハルモニや吉元玉ハルモニもここで暮らしておられます。ウリ・チプ[わが家]ともピョンファ・エ・ウリ・チプ[平和のわが家]とも呼ばれています。

8. 全羅[CHOLLA]南道の郭*ナム・ハルモニは、93歳でいらっしゃいます。2月16日に尹美香共同代表をはじめ、挺対協と財団活動家たちが、ハルモニを訪ねてお会いしました。ハルモニは、点滴を打っておられました。「ハルモニ~、この間お元気で過ごされましたか?」と挨拶を申し上げましたが、ハルモニは横たわったまま目を閉じておられます。中国から長い間帰ることがおできにならず、10余年前にようやくお帰りになったため、母国語に慣れておられません。ハルモニが聞いてお分かりになるか確信することはできませんが、私たちの心を伝えようと、ハルモニの病床を囲んで座り、ハルモニの健康について、甥ごさんとしばらくの間話を交わします。ハルモニは、時々目を開けて、私たちの会話をすべて聞いてお分かりになるかのように、時折一言ずつ語り掛けられます。甥ごさんに許可を頂いて、今日は私たちの日常的なお喋りも映像として収めました。老人性疾患により、過去も忘れていき、人についての記憶も忘れていきますが、それでも地域社会がハルモニを頻繁に訪ねて支援した後には、さらに平安を取り戻しておられるようで、気が休まります。

9. 慶尚南道蔚山[ULSAN]の金*クィ・ハルモニは、94歳でいらっしゃいます。2月16日に挺対協の活動家たちがハルモニを訪ねてお会いしました。一日のほとんど大部分を敬老堂#3で過ごされるハルモニは、今回は家に来るようにとおっしゃいます。ドアを開けて下さり、よく来たと明るくお笑いなる小柄なハルモニの姿に、気持ちの良い笑いが自然と出ます。ハルモニが肉をお好きなことは、挺対協の事務所では有名です。今回も、ハルモニのお好きな肉を買ってきて差し上げると、度々このように肉を買ってきてくれるから、私はこのように健康に暮らしていると笑われます。いつも電話をすると、悪いところはないとおっしゃり、今日も、脚も痛くないし、腰も痛くないし、痛いところはないとおっしゃいます。普段は歩行補助機を押しながら敬老堂に行き来されるのを見ると、痛くないはずがないのに、ハルモニは、元々楽天的な方だから、このように私たちを喜ばせて下さいます。
(訳者注)#3 日本の「地域老人会館」のような施設です。

10. 釜山[PUSAN]の李*タル・ハルモニは、95歳でいらっしゃいます。甥ごさんと一緒に住んでおられます。2月16日に挺対協の活動家たちがハルモニを訪ねてお会いしました。ハルモニは、「私ひとりに会いに、こうして遠くまで来ましたか」とおっしゃって、出迎えて下さいました。
ハルモニは、最近、昼間保護センター#4に通っておられますが、そこで絵も描き、作品作りもし、書道もされて、とても楽しい時間を過ごされると言います。ハルモニのお名前が書かれた絵と書を見せて下されるのですが、どれもみなハルモニのように綺麗で可愛いのです。ハルモニがとても気に入った趣味生活が生まれて、心から喜んでおられるのを見ると、私たちも気持ちが良かったです。痛む脚が速やかに良くなって、ハルモニが望まれるように、ソウルにお出かけする日が早く来ればいいですね。
(訳者注)#4 日本のデイ・ケア・センターのような施設です。

11. 忠清[CHUNGCHONG]南道唐津[TANGJIN]の李*チョン・ハルモニは、93歳でいらっしゃいます。2月17日に尹美香共同代表と正義記憶財団・挺対協の活動家たちが、ハルモニを訪ねてお会いしました。敷居をまたいで入り、「ハルモニ〜、私たち来ましたよ」と言ってハルモニに挨拶を差し上げると、大きな声で迎えて下さいます。準備していったお土産をご覧になって、手ぶらで来れば良いのに、嬉しいことにいつもこのようにお土産を持って来てくれるなんて、とお礼の挨拶をして下さいます。お喋りをするうちに、ハルモニが私たちの顔を注意深くご覧になって、後ろに掛かった挺対協と一緒に行ったお出かけ写真の額縁に、尹美香代表を見つけられて、慶尚南道河東[HDONG]へ人権キャンプに行かれた記憶を呼び起こされます。ハハホホと笑って一緒に過ぎ去ったことの話をし、ハルモニと一緒に笑うことができ、本当にありがとうございました。

12. 京畿[KYONGI]道城南[SONGNAM]、イム*スン・ハルモニは、89歳でいらっしゃいます。2月17日に尹美香常任理事と正義記憶財団・挺対協の活動家たちがハルモニを訪問しました。ハルモニは、ほぼ一時間以上ベッドに背筋をまっすぐに伸ばして座り、話をなさいます。「最近はご飯もよく食べ、とても元気だ。昨日もジャージャー麺一杯を全部食べたし、ラーメンも湯がいてくれと言って、一杯を全部食べた」と。日本政府にも手厳しい一言を忘れておられません。「私が行きたくて、一人で行ったのか? 日本の奴らが引っ張って行ったんだよな? 無理やり引っ張って行っておいて、そうしておいて、何故そんなふうに言うんだ?」。ハルモニは、韓国の現在の政治についても欠かされない。「私の上にいる者たちは皆盗人どもだ。盗人どもは皆退き、真実の人々が前に出て、新しい政治を成し遂げなければ!」、「太極旗はいつ掲げたかというと、私たちが大韓独立万歳といったときに掲げたよ。ところがだね、盗人たちが盗みを働いて・・・」。筋道を立てて世界を正確に読んでおられるハルモニを見て、私たちはただただ感嘆するだけです。

13. 京畿道龍仁[YONGIN]市の李*ニョ・ハルモニは、92歳でいらっしゃいます。療養院に入院しておられます。2月17日に尹美香共同代表と正義記憶財団・挺対協の活動家たちがハルモニを訪問したとき、ハルモニは、もはや鼻チューブによっても栄養摂取ができなくて、胃に管を挿入して栄養液を摂取しておられました。瞳にもお力がなく、唇も全くお動かしになりません。ハルモニは、政府の支援金さえまともにも使うことのできない状態で、その病室に横たわっておられます。正義記憶財団が、他のハルモニたちには、祝祭日の支援もしますが、李*ニョ・ハルモニには、贈り物を差し上げたくても贈り物をすることができません。美味しい物も、紅参も、薬も、何もハルモニには役に立ちません。ただ、健康枕を取り換えて寝かせて差し上げ、お休みになる時間だけでも香しく健康な香りの中でお過ごしになることを祈りました。

14. 忠清北道報恩[POUN]郡の李玉善[OKSON]ハルモニは、88歳でいらっしゃいます。2月17日に挺対協の活動家たちがハルモニ宅に行くと、ドアに鍵がかかっており、電話にもお出にならないです。幸いにも介護者さんが電話を受けて下さり、ハルモニがよく忘れてしまわれるとおっしゃいます。ハルモニは、温熱療法中でいらっしゃいました。ハルモニがいらっしゃる所に行くと、ハルモニは、多くのおばあさんやおじいさんと一緒に、医療機器販売店で、ベッドに横になって温熱療法をしておられました。ハルモニの手をとって外にでると、ハルモニは、挺対協から来たのかとおっしゃり、ハルモニたちは元気にしておられるかと、お尋ねになりました。贈り物として持って来た紅参と肉を差し上げ、お元気でいらして下さいと挨拶をして出てきますと、ハルモニは、杖をついて扉が閉まるまで、手を振って下さいます。

15. 中国からご病気の治療のために韓国に来られて、病院入院中の河床淑[HA SANGSUK]ハルモニを、2月17日に訪ねてお会いしました。ハルモニは、91歳でいらっしゃいます。ハルモニは、一時健康状態が良くなられ、お粥を召し上がるほどでしたが、旧正月以後に肺炎に罹られて具合が悪くなられ、今日までご苦労をされておられます。しかし肺炎は、ほぼお治りになったといい、今日は体調が少し良くなられたといいます。眠られた横顔を見ると、顔色がまったく良くなく心配です。

16. 慶尚南道統営[TONGYONG]の金*トゥク・ハルモニは、今年100歳でいらっしゃいます。統営に住む在宅ボランティアの李ヨンギル氏が、2月19日にハルモニを訪問し、ハルモニの消息を報告してくれました。近頃は、死神もあまり出ないとおっしゃったそうです。100歳であっても薬味鶏を美味しそうに召し上がっているハルモニの姿を、写真に撮って一緒に送ってくれました。

17. ソウルの、咸[HAM]*ラン・ハルモニは、86歳でいらっしゃいます。ハルモニの声がとても良くありません。風邪に罹って、昨日と今日、病院に行かれたそうです。

18. 慶尚南道昌原の金*ソン・ハルモニは、86歳でいらっしゃいます。ハルモニは、体調が良くないとおっしゃいます。インプラントをしているが、鎮痛剤を使っていて血出しており、痛くてお辛い状態だそうです。

19. 慶尚南道昌原の金*チュ・ハルモニは、94歳でいらっしゃいます。息子さんを通してハルモニの状況をお聞きました。ハルモニは、依然として病院におられ、別段の進捗がなく、そのままの状態でおられるそうです。

20. 慶尚南道昌原、朴ヨンジャ・ハルモニは、93歳でいらっしゃいます。ハルモニは、療養病院に入院しておられます。最近では、お太りになったというので、よく召し上がられるようですね、と訊ねると、食べることより栄養剤を飲んでいるんだが、それが良く合うみたいだ、といいます。


【水曜デモ便り】

1. 2月は、1日が水曜日で始まりました。1268回定期水曜デモでした。韓国女性団体連合の主管で進められ、無所属の金鍾勲[JONGHUN]議員、尹鍾五[JONGO]議員、プマシ[助け合い]学校協同組合子ども記者団、大学生共同行動、尹ソンホ民主活動家、果川[KWACHON]外国語高校時事サークル、平沢[PYONGTEK]平和ナビ、梅遠[MEWON]教会、フランシスコ伝教修道女会、劇団コレ[クジラ]、仁川仁聖[INSONG]女子高、マリーモンドなど約400人が参加しました。

2. 2月8日、1269回水曜デモは、韓国性暴行相談所の主管で進められ、約300人が参加しました。

3. 2月15日、1270回の水曜デモは、水原[SUWON]青少年平和ナビの主管で進められ、李容洙[YONGSU]ハルモニを含め、大学生共同行動、カトリック大学「シールド」、南原[NAMWON]夢の教会、新葛[SINGAL]高校歴史人権サークル「サイン」、ソンサンモクチャ[良き羊飼い]イエス修道女会、朴寶剣[POGOM]ファンクラブ会長、平和ナビ・ネットワーク、モンダン[ちびった]鉛筆#5、京畿平和ナビ、坡州[PAJU]地域青少年サークル「マウムチャジャ[心を取り戻し]」、光州[KWANGJU]雲里[ULLI]中学校、港湾労働組合、関東学院大学林博史教授と学生たち、個人など約500人参加しました。
(訳者注)#5 日本の朝鮮学校を支援する団体です(Facebook https://ko-kr.facebook.com/mongdang/)。

4. 2月22日の1271回水曜デモは、水原にある梅遠監理[KAMNI]教会#6が主管し、劇団「俳優工場」、禿山[TOKSAN]3洞チョンケグリ[青蛙]小さな図書館の子どもたち、公州[KONGJU]市連合団体「ハンヌィ[一生涯]」、鄭雲燦[UNCHA]元首相、青少年読書サークル「コントゥレ」#7、大学生共同行動、光明[KWANGMYONG]幸福教会、イル山注葉[CHUYOP]歴史サークル、アート提案、国家公務員労働組合、人文社会サークル「クム」、マリーモンド、女子修道会長上連合会、俳優朴寶剣ファンクラブ、日本北海道カトリック教団教区、など約400人が参加しました。
(訳者注)#6 監理教会は、メソジスト系の教会です。#7「コン」は「豆」、「トゥレ」は農民が食物を持ち寄って食事しながら遊ぶ催し」を意味しています。


【教育活動便り】

1. 尹美香共同代表は、衿川[KUMCHON]平和の少女像推進委員会の招請により講演をしました。2月15日(水)午後7時、衿川で行われた講演会で、「ナビの夢、共に作る平和」というタイトルで、平和の碑に何を盛り込まなければならないか、その過程でなすべきことは何なのか、深く考えて心に刻む時間を持ちました。

2. 2017年平和ナビ:RUNサポーターズ第1回全体会議が開かれた2月18日、尹美香共同代表は講演を行いました。2015年韓日合意の問題点が何なのか。日本軍性奴隷制問題の正義ある解決のために連帯し、ハルモニが望む平和をどうやって創って行くべきかなどについて、一緒に深く考える時間を持ちました。

3. マリーモンドで尹美香代表を招待して、2月20日午前10時、全職員を対象に講演を行いました。

4. 2月21日、日本基督教団北海道教区平和紀行チーム15人が、シュイムトを訪問し、金福童ハルモニと吉元玉ハルモニに会って交流し、戦争と女性の人権博物館を見学し、挺対協事務所を訪問して尹美香共同代表と梁路子[YANG NOJA]事務所長に会って、挺対協の活動と最近の韓国での日本軍性奴隷制問題についての情報を交換し、交流する時間を持ちました。


【国際活動】

1. 国連社会権委員会(CESCR)に、韓国NGO共同報告書を提出しました。2016年10月から、約44団体と組織体で、韓国政府の国連審議対応のための連帯体(South Korean Human Rights Organizations Network)を組織し、各懸案について共同報告書を準備してきました。2月27日から3月3日まで、経済社会文化的権利委員会は、事前審議実務グループ(本審議は、9月18日~10月6日)が予定されています。会議を控え、2月20日、共同報告書を提出しました。日本軍性奴隷制問題は、第3条両性平等の部分に含まれています。


【ナビ基金便り】

ナビ基金は、ベトナムの韓国軍性暴力被害者に、2月の約束分50ドルずつのナビ基金を送りました。


【その他の挺対協活動便り】

以上に報告した活動の他、挺対協の活動については、日程別に簡単に整理しました。

2月1日  韓國琰共同代表が、アルジャジーラ、円仏教円音[WONUM]放送のインタビュー応接
2月6日  尹美香共同代表が、フィナンシャル・ニュースのインタビュー応接
2月7日  尹美香共同代表が、米国連帯活動関連の面談と会議
2月9日  尹美香共同代表が、アルゼンチン大使館公使と面談
2月13日  挺対協代表者会議総会
2月14日  尹美香共同代表が、強制徴用労働者像ソウル建立事業推進委員会の発足式に出席
2月18日  尹美香共同代表が、大学生平和ナビ・ネットワークのトーク・コンサートで講演
2月20日  尹美香共同代表が、マリーモンドの職員教育、平和の碑全国連帯会議、朴柱民[CHUMIN]議員#8と表蒼園[PYO CHANGWON]議員#9が行うポッドキャスト「紳士と乞食」に出演
2月21日  全国行動代表者会議開催、梁路子事務所長が日本の平和と歴史を学ぶ旅行で講演、尹美香共同代表が中国人民日報のインタビュー応接
2月22日  韓國琰共同代表が、映画「視線」試写会に出席
2月25日  「2015韓日合意無効!和解癒し財団解散!」平和の碑全国連帯共同行動集会開催
2月27日  尹美香共同代表が、KBSインターネット・ニュースの記者とのインタビュー
2月28日  尹美香共同代表が、「強制徴用労働者像」設置敷地を不許可にした政府糾弾記者会見に出席
(訳者注)#8も#9も「トブロ[共に]民主党」所属の国会議員です。


【戦争と女性の人権博物館】

博物館活動便りは、ホームページで見て下さるようお願い致します。
http://www.womenandwarmuseum.net

 [お知らせ] 3月8日の「世界女性の日」は、再び水曜日です・・・。その日、12時、日本大使館前の平和路で開かれる1273回の水曜デモは、正義記憶財団20万人同行者キャンペーンの発足式として進めようと思います。団体は団体として、家族、友人、サークル、知人などと一緒に同行者になることを決意して宣言して下さい。そしてその決意を集めて、3月8日水曜日に、平和路に出て来て下さったハルモニたちと手をつないで下さい。
今一度、正義記憶財団20人同行者への参加を呼び掛けつつ、最後まで読んで共感して下さり、ありがとうございます。

*正義記憶財団20万人同行者になるには、https://goo.gl/2ZsBm4
*一時金後援:国民銀行069137-04-014198、日本軍性奴隷制問題を解決するための正義記憶財団

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尹美香 拝
正義記憶財団(日本軍性奴隷制問題を解決するための正義記憶財団)常任理事
韓国挺身隊問題対策協議会共同代表
(翻訳:赤田正)